今回中国語試験のHSK試験についてご紹介させて頂きます。
HSKとは中国政府教育部の直属の機関が主催している中国政府公認の中国語資格です。中国国内だけで無く、グローバルで公的証明として利用でき、また世界で実施されている中国語試験でも最も受験者が多いとされています。
中国語を母語とする人口は世界で13億人おり英語やスペイン語を抑えて1位のようです。
また中国のGDPは世界第2位となり、いまでも成長を続けています。そのため私は中国語を勉強して損はないと考えています。2018年には中国に力を入れている伊藤忠商事さんの中国語を話せる人材が1000人を突破したというニュースがありました。将来的に日本でも日本語、英語は当たり前で、中国語が話せるとビジネスで有利になるという時代がくるのではないでしょうか。
私は中国生活4年目となり、そろそろ日本帰任の話もあることからHSKを受験しようと考えています。ただ2020年11月時点の私の中国語は中国人の赤ちゃん以上、幼稚園児未満といったところです。見た目はおじさん、頭脳は子供、まさにコナン君の反対ですね。本当に簡単な中国語しか聞き取れません。中国語の授業も週一回受けていますが、一向に上達しません(先生ごめんなさい。先生が悪いのではありません。私の中国語に対する姿勢が悪いのです。)
周囲の環境が、仕事では日本語か英語が通じ、私生活でも中国語を使う機会がないため中国語を使用しなくても問題ありませんでした。しかしこれからは真面目に中国語を勉強し12月にまず試験を受けようと決心しました。そのためHSKについて調べましたので、皆様にも紹介させて頂きます。
■公式ホームページリンク
HSK日本公式ホームページ http://www.hskj.jp
HSK中国公式ホームページ http://www.chinesetest.cn/ChangeLan.do?languge=jp
■HSKレベル
下記がHSKの公式ホームページの内容を表にしたものです。
HSK中国公式ホームページには例題があるのでそちらを解いてみて、自分が受かりそうなレベルの受験をお勧めします。(中国公式ホームページも日本語で表示できます。ホームページを作成された方ありがとう)
私はまず2級か3級から受験してみたいと思います。6割正解すればOKのようで問題文の意味が完全に分からなくても答えが分かれば問題なしのようです。
■HSKの構成
リスニング(聴力)、リーディング(読解)、ライティング(作文)で構成されているようです。(1、2級には作文は無し)。リスニングをリーディングはマークシートです。
こちらも一度HSK中国のホームページで例題を解いておいて、構成に慣れていた方がいいと思っています。
■HSKと中検(中国語検定)の比較
日本では中検というのも中国語の試験として有名ですがHSKとの違いについて表にまとめてみました。
これでみると中国に留学や、中国の企業で働くのではればHSK、日本企業に就職して中国語を活用したいのであれば中検が良さそうですね。
試験 | HSK | 中検(中国語検定) |
実施機関 | 中国政府公認 | 日本中国語検定協会 |
特徴 | 中国国内の企業への就職や、中国の企業への就職に必須 | 日本での知名度が高く、日本企業に就職する際にHSKよりアピールしやすい |
設定レベル | 1級(簡単)〜6級(難しい) | 準4級(簡単)〜1級(難しい) |
就職活動で使用できるレベル | 5級(180点)以上 | 2級以上 |
中国への留学本科生(語学留学では無く4年生の大学)への留学 | 文系大学5級理系大学4級(※台湾への留学はHSKで無く別試験) | – |
下記はレベルの比較表となります。(中検のホームページ参照)
こうみると中検の方が難しそうですね。私はまずHSKで6級をとり、その後中検を受験してみようと考えています。
以上でHSKの紹介を終わります。皆様ももし中国語を勉強しているのであれば、受けてみるのも面白いと思います。私は12月に一回目を受験してみます。
私は40歳を超えており、記憶力が昔に比べて悪くなったと思っていましたが、最近中国語の勉強の一環でノートに単語を書いていると、少しずつ記憶力が戻ってきた気がします。やはり何歳になっても脳を使えば脳の能力が鍛えられるものなのでしょうか。
また私は以前に英語を勉強していた時期があり、そのときに語学学習は、初期段階では費やした時間と成果がほとんど比例すると悟りました。これからは修行僧のように勉強したいと思います。
それではまたお会いしましょう。
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